インプットよりアウトプット
こんにちは、ダーウィン武生校の中島です。
今回は、前回(「記憶力がない」は真っ赤なウソ!?)の話の続きをさせていただきたいと思います。
(1)なぜ勉強した内容が頭に残らないのか?(前回のテーマ)
(2)なぜ勉強したはずのことを思い出せないのか?(今回のテーマ)
今回は、(2)の悩みに焦点を当ててお話しします。
なぜ勉強したはずのことが思い出せないのか?
テスト1週間前、「さぁ頑張るぞ!」と意気込んで懸命に勉強したにも関わらず、テスト本番で「あれ!?勉強したはずなのに解けない・・・」と意気消沈する中学生。
これはよくあるパターンですが、なかなか改善できない、そもそも改善の仕方がわからないといった方が多いのではないでしょうか。
この悩みの原因としては2つ考えられます。
1つ目はアウトプットの回数が少ないということ、2つ目は“慣れ”の境地に達していないことが挙げられます。
① インプットよりもアウトプットに時間を割け!
まず1つ目についてですが、勉強と聞くとついつい『単語や公式を覚える』といった暗記方面で考える方がいます。
しかし、実際のテストにおいて暗記のみで解ける問題はそれほど多くはありません。
暗記とは「脳に知識をインプットする作業」であるのに対して、試験とは「知識をアウトプットする作業」であるため、普段からアウトプットを重視した勉強をしていないといざ本番というときに、得た知識を引き出すことができなくなってしまいます。
私が学生のころは、インプットとアウトプットの比率を3:7くらいのバランスで勉強を行っていました。
暗記(インプット)はもちろん大切ですが、出力(アウトプット)は更に大切であるということを理解していたから、この比率で勉強しようと考えたのです。
② “慣れ”こそ合格への近道である!
試験中は普段の勉強で培った実力が100%発揮できるとは限りません。
入試本番ではそれが特に顕著に表れ、基本的には実力8割程度しか出せないと言われています。
対策手段としては、とにかくたくさん問題を解いて問題に慣れることと、入試本番の雰囲気に慣れることが挙げられます。
ダーウィングループでは、中学3年生・中学2年生を福井大学に集め、高校入試判定模試を実施しています。
他の中学校の生徒と同じ会場で模試を受けることで、より本番に近い状況を作り出し、入試本番の雰囲気に慣れるような取り組みを行っています。
進学塾ダーウィン
武生校 中島 雄介