失敗を乗り越えて生徒と向き合う
こんにちは。今年の春は、とても短いような気がします。丸岡校担当の石黒です。
失敗から学び、指導に活かす!
今回は私の失敗談をお伝えしたいと思います。
私は20歳前半のころ、県外の学習塾で時間講師として働いていました。
その時に担当していたのは当時中1生の男の子K君で、中3の受験期まで担当しました。
授業は週2コマの個別で、数学1コマと英語1コマを担当しました。
当時の私は、数学や英語は自分の指導法が正しいと決めつけて、K君に指導していました。
K君が塾に通いだした当初は点数が少しずつ上がったと思います。しかし、そうずっとうまくはいかず、中2の冬ごろには点数が上がらなくなり、むしろ下がったりもして、なんとか励ましながら時間が過ぎていきました。
私に気付かせた言葉・・・
その後も点数が上下したりする中で、中3の11月になりました。そこで大切なテストがあり、そのテストでも点数は思ったほどとれませんでした。受験直前になったころ、当時の教室担当者を介して、K君からの言葉を聞きました。
「こんな風にはしてほしくなかった・・・・。」
それを聞いた私は何もできずに、私の中では「なんで!?」と思いどれだけ考えても答えは出ず、ショックの大きさはかなりのものでした。
そして直前になって担当を外れたような記憶があります。その後、K君は志望校に受験しましたが不合格だったと思います。
今思い返してみると、当時の私はたくさん間違っていました。
挙げればきりがないのですが、1番の間違いはすべてが一方通行になっていたということです。
相手の思いや要望もあまり聞かず、コミュニケーションも取れていたのか今となっては不明で、K君の本当の気持ちを聞かず励ましの言葉もすべて一方通行。それではうまくいくことはないと思います。私は当時の私に言いたいです。
「K君がやる気になる仕掛けを作っていたのか!?」
「K君と正面から向き合って、いいことも悪いこともしっかり相手に届く言葉で伝えていたのか?」
など言いたいことはたくさんあります。
生徒一人ひとりと正面から向き合う
思い返してみると私が20歳代に学んだ失敗は、今すべてが財産になっていると思います。
そして失敗も成功も含めてたくさんの経験から得たことを通ってくれている生徒に、個別担当としてあげたいと思います。
それは一人ひとりの状況に合わせた指導やその内容の提案、様々な話をしたいと思います。
そして、生徒がいつの間にかやる気になっている、自然と頑張れるようになっている、自分にとってプラスになった、そんな形を作っていあげたいと思います。
ダーウィン個別指導学院 丸岡校
教室長 石黒 泰之