【福井】この経験は財産【進学塾ダーウィン】

みなさま、こんにちは、こんばんは。ダーウィン福大前校の教室長の関口です。

 

まもなく春を迎える時期となりました。今年も雪に見舞われることが多かったですが、ここからは少しずつ暖かくなってきますね。

 

個人的には、ここからは花粉症に泣かされることになりますが…(悲)。

 

日中は暖かくなっても、まだ夜は冷え込むこともあると思いますので、どうぞお体を大切になさってください。

 

 

 

 

さて先日、県立高校の合格発表がありました。ダーウィンでも多くの喜びの声を聴くことができました。

 

ただその一方で、悔しい思いをさせてしまった生徒もいます。

 

私たちにできることは、そのような生徒の心の支えとなり、次への一歩を踏み出せるようにサポートすることです。

 

悔しい思いをした生徒の中には、まだ心の整理がついていない人もいると思います。

 

何と声をかければよいか、正直わからないところもあります。ですが、これだけは間違いなく言えます。

 

あなたが悔しいと思えたのは、あなたが一生懸命に取り組んだから。ここまでの過程は、次のステップなのか、その先なのかはわかりませんが、必ずあなたの糧となる

ということです。

 

 

 

受験生のみなさん、本当に本当にお疲れ様でした。

 

 

 

 

この内容に関することで、ずっと心に残っているエピソードがあります。もう10年以上前のある講師の話です。

 

その講師の面接をしていました。正直、かなり我が強く、「うーん、どうしようかな・・・」と採用を悩んでいました(笑)。

 

その時に、その講師が言いました。「僕は、合格体験記は必要ないと思っている」と。

 

最初は言っている意味がよくわからず、もう少し深く聞いてみると、

「合格体験記はみないいことを書く。でも本当に受験の辛さを分かっているのは、自分のように不合格になった人間だと思う。だから本当に必要なのは、不合格体験記だ」

ということでした。

 

 

そのときに、ハッと気づかされたことをよく覚えています。

 

私自身は、高校入試も大学入試も不合格を経験したことがない人間です。

疑似的に体験はしていても、自身の経験としてはありません。きっと自分は、この子が知っている辛さを十分に理解できていないなと感じました。

 

 

 

そして、きっとこの子なら、自分よりも生徒にもっと心に響く真実の言葉を伝えることができる、と思い採用しました。

 

その講師は、今は学校の先生をしています。きっと熱い思いで生徒の受験と向き合っていると思います。

 

 

 

この講師は、高校入試ではつらい経験をし、その思いをバネに大学入試では志望校合格を勝ち取りました。高校入試のときの経験がプラスとなってはたらきました。

 

 

 

 

高校受験を終えたみなさんには、結果のことは抜きに、この高校入試を通して得たことが、いつの日か「あの高校入試があったから・・・」と思えるものになってくれることを願っています。

 

 

今回は少し長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。

 

 

2022年3月2日

ダーウィン個別指導学院

福大前校教室長 関口 雅仁